原文 冬至の日、卵鶏 十五、酒 一升、白砂糖 一斤、右摺鉢にてよく摺り徳利へ入れ、口をよく封じ、土中へ埋め置き、 (但し一切雨水入らざるよう摺鉢様のものかぶせ埋めるなり。)入寒の日に取り出し、寒三十日用ゆ。 (大方一日に三勺位ずつの割、毎夜吞むべし)右気根の薬、疝癪[せんしゃく/さしこみ]の薬、しびれの薬等に成るなり。
備考:合類に記述無し。冬至から15日が寒の入り。土に埋める保存法は当時よくある手法。