原文 銅[あかがね]鍋内へ柚一つずつ入れ申し候、ほどへて〆切り塩漬に置き申し候、奇妙にござ候。 同 梅漬の事 竹の筒節を罩[こ]め塩を入れ、梅を入れ段々にその上へ竹蓋をよくよく仕り、 火の上へ置き候得ば年を越へ候えども、生にて居り申し候、小梅ならでは居り申さず由。