食菜録

上巻25

やきとりの仕様

原文
鳥を串に刺し、上へ薄霜の降りし程に塩をふりかけ焼き申し候。よく焼け申し候時分、 醤油の中へ、酒を少し加え、右の焼鳥につけ又一辺つけて、醤油の乾かぬ内に、座敷へ出し申し候。雉ばかり[きじだけは]は初めより掛け汁を付けて焼き申し候。

[主な食材]

鳥手羽、塩

備考:合類巻四。