食菜録

上巻31

鰹のさしみの仕様

原文
鰹、常の如く、湯を掛けてなりとも、またそのままなりとも作り、古酒に塩を如何にも少し加え、作りたる魚に掛け、 ひと時も置き取り出し、盛り申し候。また、右の如く酒に漬け置き候えば、二日程も魚、さがり申さず候。

[主な食材]

鰹、塩、

備考:合類巻四。 「原典現代語訳日本料理秘伝集成」第一巻(同朋舎,1985年) P.179によると
ひと時・・・2時間ほど
さがり申さず・・・悪くはならない