原文 寒の内に、あさりの剥[む]き身をそのまま雫[しづく]をたらし、あさりの身一升あらば、塩五合、糀五合、よく混ぜ、桶の下に、右の塩をふり、 あさりを置き、又、塩を置き鮨を漬けるようにいたし、上に重しを、如何にも強く置き、二十日ほど過ぎて、半分程重しをゆるめ申し候。
備考:合類巻四では、「アサリ塩辛」。 「原典現代語訳日本料理秘伝集成」第一巻(同朋舎,1985年) P.177によると たらし・・・切り 如何にも・・・充分に