食菜録

下巻173

鷺しらす

原文
京鴨川にて出来る、鷺しらす〔小魚の一種?〕というは、いかり〔小女子[こうなご]か?〕、雑魚〔オイカワか?〕等の五分位より六七分位の大きなるを、 生姜を毛の如くに細くし、醤油にて煎じ、火より下す前に、朝倉山椒〔当時有名な産地〕を粒のまま入れて、 からりと煮上げたる物なり。茶漬の飯等にはよく飯を進ましむ。又右の品を茶碗へ入れ置き、極[ご]く熱き湯を入れる時は酒の時の吸い物にもなれり。

[主な食材]

しらす
生姜、醤油、山椒

備考:合類に記述無し
このレシピは現代の「山椒ちりめんじゃこ」か?