食菜録

下巻47

くづし、とう婦〔豆腐〕の仕様

原文
豆腐を田樂〔短冊形〕の大き目成る程〔可能なかぎり〕に切り、手の内にて押し潰し、水気の半分除[の]く程に握り、さて鍋には水、醤油、酢、よきかん〔加減〕に煮立て、その中へ入れ一泡[ひとあわ]さっと煮申し候。吸物にも煮物にもよし。

[主な食材]

豆腐、醤油、

備考:合類巻二では「くづしとうふ」。本文の表現に若干の違いあり。