原文 味噌いかにもよく摺り、水にて延べさまに、酒を三分一混ぜて、味噌を延べ、鳥の、細かなるを入れ、よく混ぜ合わせ、鳥と味噌と等分か、 少し味噌を多きかと申すほどにいたし、鍋に入れ、炭火にて煮申し候、山椒を入れてよし、その外何にても入れ申し候、花鰹〔かつお節を薄くけずったもの〕、短く削り加え申し候、 煮たてて、うち、箸にて、かき回し申し候。
備考:合類巻四。濃漿(こくしょう)。具材を長時間煮込んだ濃味噌汁。 「原典現代語訳日本料理秘伝集成」第一巻(同朋舎,1985年) P.183によると いかにも・・・まことに