原文 一、星鮫(水戸にも多く有り)二尺ばかり迄なるを骨を去り、よくよく叩き鉢にて摺り、味淋酒、砂糖を入れ又よく摺り、濾板へ付けて蒸す。 (但し鯛その外の魚を交ぜても製[つく]る、味淋酒、砂糖入れる時は甘味有りて風味よろし。) 同 一、端、白きす〔白鱚〕、当分〔等分〕摺身にして煎、味淋酒、玉子白身ばかり入れ蒸し上げる。白砂糖入れてもよし。 同上々 一、星鮫二尺位までの、鯛八寸位までの品(鯛大きく成る時は油強く宜しからず、いずれも新しきを上とす)製方煎に同断、 七八寸位の鯛二枚余りは鮫(七寸四方深さ二寸箱に入れる割合)
備考:合類に記述無し 原材料がサメというものは他には見いだせない。